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4%ルール・資産取り崩しシミュレーター

FIREしたあとの資産が何年持つか、年別グラフで即チェック。取り崩し率・25倍ルール達成状況も自動判定。

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取り崩しフェーズで知っておきたい基礎知識

取り崩し率の目安:なぜ「4%以下」が安全圏なのか

資産の4%を毎年取り崩す場合、長期的に資産が枯渇しにくいことが米国の研究(トリニティ・スタディ)で示されています。逆を言えば、取り崩し率が5%を超えると資産が目減りするペースが運用益を上回りやすく、30年スパンでの枯渇リスクが急上昇します。シミュレーターで取り崩し率が4%以下に収まる条件を探すことが、安全な取り崩し計画の第一歩です。

取り崩す口座の順番が節税のカギ

複数の口座を持っている場合、一般的に「特定口座 → NISA口座」の順で取り崩すのが節税上有利です。特定口座の利益には約20%の税金がかかりますが、NISAは非課税のためできるだけ長く運用を続けるほど有利になります。iDeCoがある場合は受取方法(一時金・年金)によって税負担が変わるため、個別の試算が必要です。

「固定取り崩し」vs「変動取り崩し」

取り崩し額を毎年一定にする「固定取り崩し」は生活費の見通しが立てやすい反面、相場下落期に資産を売り急ぐリスクがあります。一方、前年末の資産残高に一定率を掛けて取り崩す「変動取り崩し」は、資産が減ったときに自動的に取り崩し額が減るため資産寿命を延ばしやすい手法です。このシミュレーターは固定取り崩しを前提にしていますが、実際の運用では相場状況に応じて柔軟に調整することを検討してください。

シーケンス・オブ・リターンリスクへの備え

FIRE直後などに大きな下落相場が来ると、その後リターンが回復しても資産が想定より早く減るリスクを「シーケンス・オブ・リターン(時間順序)リスク」と呼びます。対策としては、①生活費の1〜2年分を現金で手元に置く「バッファ戦略」②株価が下落した年は株を売らず債券や現金から取り崩す「バケツ戦略」が有効です。長期シミュレーションと合わせて、下落局面のシナリオも試算しておくと安心です。

資産寿命早見表(運用利回り3%・月取り崩し額別)

運用しながら取り崩した場合、資産が何年持続するかの目安一覧です(年利3%・固定額取り崩しを前提)。「永続」は年間取り崩し額が運用益を下回るため理論上枯渇しないことを示します。

資産総額 月10万
年120万
月15万
年180万
月20万
年240万
月25万
年300万
月30万
年360万
2,000万円 約23年 約14年 約10年 約8年 約6年
3,000万円 約47年 約23年 約16年 約12年 約10年
5,000万円 永続 約61年 約33年 約23年 約18年
7,000万円 永続 永続 70年以上 約41年 約30年
1億円 永続 永続 永続 永続 約61年

※年利3%・固定額取り崩し・インフレ率0%を前提とした概算値。「永続」は年間取り崩し額(月額×12)が運用益(資産×3%)を下回る状態。実際はインフレ・相場変動・税金の影響を受けます。上のシミュレーターで利回り・インフレ率を調整して複数シナリオを試算してください。

?よくある質問
4%ルールとは何ですか?
4%ルールとは、資産の4%を毎年取り崩しても長期的に資産が枯渇しないという経験則です。米国のファイナンシャルプランナーが1990年代に行った研究(トリニティ・スタディ)が起源で、米国の株式・債券30年分のデータを元に「4%以下の取り崩しなら30年間枯渇しない確率が高い」と示されました。年間取り崩し額÷資産総額×100が4%以下になるよう資産を準備することがFIREの基本目標とされています。
25倍ルールとは?
25倍ルールとは「年間生活費の25倍の資産を用意すれば4%ルールを満たせる」という計算式です。年間300万円で生活するなら300×25=7,500万円、年間240万円なら6,000万円が必要資産額の目安です。これは4%の逆数(1÷0.04=25)から来ています。ただし日本の税制・社会保障は米国と異なるため、あくまで参考値として活用してください。
4%ルールは日本でも有効ですか?
4%ルールは米国の株式・債券データに基づくため、日本への直接適用には注意が必要です。日本では①株式市場の長期リターンが米国より低い傾向②社会保険料・税金の負担③円安・インフレリスクが異なります。日本の研究では3〜3.5%程度の取り崩し率がより安全とする意見もあります。このシミュレーターで利回り・インフレ率を調整して複数シナリオを比較することをおすすめします。
インフレが取り崩しに与える影響は?
インフレが続くと、同じ購買力を維持するために毎年の取り崩し額を増やす必要があります。例えば年2%のインフレが続くと、30年後には現在の1.8倍の金額を取り崩さないと同じ生活水準を保てません。このシミュレーターではインフレ率を設定すると取り崩し額が毎年インフレ分だけ増加するリアルな試算が可能です。インフレリスクへの対策として、株式など実物資産への投資継続が効果的です。
FIRE後もリバランスは必要ですか?
FIRE後の取り崩しフェーズでもリバランスは重要です。株価が大きく上昇した年にリバランスで株を一部売却して生活費に充てると、高値売りが実現します。逆に株価が下落した年は債券側から取り崩すことで、株の回復を待てます。「株価が下落した年は株を売らない」というバケツ戦略と組み合わせると、資産寿命をより延ばしやすくなります。NISAで保有している場合は非課税での売却が可能です。
NISAの資産を取り崩す場合の注意点は?
NISA口座から取り崩す場合、売却益に税金がかかりません(非課税)。これは特定口座(約20.315%課税)と比べて大きなメリットです。ただしNISA口座で一度売却すると、その分の非課税枠は翌年以降に復活するものの当年は再利用できません。取り崩しフェーズでは、特定口座の資産から先に取り崩し、NISA口座は最後まで運用し続けるという順序が節税上有効なケースが多いです。